Android端末をroot化せずにLinux環境を独自構築する神アプリ「Termux」。
このTermux上で動作するターミナルゲームを調べました。
Let’s 黒い画面でゲーム!
目次
検証環境
- OS : Android 7
- メーカー: HTC
- 機種:HTV33
- 解像度:3024 x 4032 px
nethack
$ pkg install nethack
王道ターミナルRPGゲーム。「viの練習」と偽って遊んでいた人も多いはず。
スマホキーボードだと何気に「5j」とか打ち辛かったりしますが慣れれば大丈夫。
日本語化されたjnethackを動かすには壁が幾つもありそうで未挑戦です。

moon-buggy
pkg install moon-buggy
左から近づいてくる溝をスペースキーでジャンプして飛び越えるだけのゲーム。
単純なのに後半になるにつれドキドキ感がヒートアップしていき、ゲームオーバーするとついついリスタートしてしまうバイトヘル系。

bastet
pkg install bastet
テトリス。安定の面白さ。
心なしか棒の来なさ加減に拍車が掛かっている気がします。

greed
pkg install greed
同じ色の列と行を矢印キーで進んでいくゲーム。端っこまで行くと負けですが、そこまで行くとバグるかも知れません。
終了するにはボリュームキー下(Ctrlキー替わり)+ zで終わらせてkillするしか無かったです。

他、残念ながら動かせなかったターミナルゲーム
- ninvaders:package見つからず
- packman4consoke: package見つからず
- nsnake:インストール出来るもアスペクト比が足らず起動しない
- backgammon:bsdgamesのpackage見つからず
まとめ:リモートssh作業の気分転換に
電車の中でssh作業の息抜きに起動したら思いのほか熱中してしまい、降りる駅を乗り過ごしたりとかあるあるです。
綺麗なグラフィックで無くてもハマるものはハマります。
補足:cursesライブラリの年齢は40歳オーバー
仮想端末が無くならない限りターミナルアプリが無くなることも無い、と考えると、こういったアプリが依存している端末制御ライブラリ「curses」は今後も腐ることなく使われていきそうです。底辺を支えている技術は本当に腐りません。
cursesの正確なリリース年は分かりませんが(1978年くらい?)、cursesで作られ、nethackの前身になったローグの公開が1980年ですから、作られてからもう40年は経っています。
腐らない系技術として手持ちのスキルに加えてみてはいかがでしょうか。
(これだけではメシは食えないでしょうけど温故知新感は出せそう ^^;)
蛇足
因みに稀に見聞きする「viでcursesが使われている」は間違いで「viのカーソル移動コードを元にcursesが作られた」が正解とのことです。
“curses” という名称は cursor optimization に由来する。また、ときおりviエディタで curses が使われているという趣旨の解説が記載されている場合があるが、実際にはその逆で、viのカーソル移動のコードを参考にして curses が書かれた
https://ja.wikipedia.org/wiki/Curses