「インターネット疎通の速度が帯域通りになっているか確かめたい」
仕事でもプライベートでもそんなニーズがあります。
数多あるインターネット速度計測サービスを試してみて「日本国内で使う場合、最も正確な速度テストサービスはどれなのか」調査してみました。
結論としては「Googleがあればもう他は要らない」のかも知れません。
目次
- 1 計測条件
- 2 10位 「Xfinity Speed Test」(94.0Mbps )
- 3 9位「AT&T Internet Speed Test」(108.3Mps )
- 4 8位「Telstra Speed Test」(121.4Mbps)
- 5 7位「 CenturyLink Internet Speed Test」(139.2Mbps)
- 6 6位「Spectrum Internet Speed Test」(146.5Mbps)
- 7 5位「FAST」(165Mbps)
- 8 4位「speedtest.net」(186.33Mps)
- 9 3位「google インターネット速度テスト」(186.8Mbps)
- 10 2位「meter.net」(188.26Mbps)
- 11 1位「speedcheck.org」(195.08Mbps)
- 12 top4は計測結果がブレない
計測条件
計測環境は上り100Mbps、下り100Mbpsの光回線です。
- 調査対象サービスは「internet speed test」でググり、トップ10に出るサービス
- 3回計測して中央値を取る
- 上り下り100Mbpsに近いものを重視
- ブレが無く、何回やっても結果が近いものを重視
- 上記を満たし、上り下り合計が200Mbpsに近いかどうかで順位付け
計測時のインターネット状況や、地域、国によって結果は異なってくると思いますが、基本方針はこれで行きます。
10位 「Xfinity Speed Test」(94.0Mbps )
下り:90.2Mbps
上り: 3.8Mbps
合計:94.0Mbps
サーバが遠いのか上り帯域が狭いルータが挟まっているのか、何回やっても上りが低く計測されてしまいます。
日本からのアクセスに限ってのこと知れませんが合計値で最下位。
9位「AT&T Internet Speed Test」(108.3Mps )
http://speedtest.att.com/speedtest/
下り:80.1Mbps
上り:28.2Mpbs
合計:108.3Mps
下りは実値よりも低めで安定するも、上りは20Mbpsだったり、時には100Mbps超えたりして安定しません。速い時と遅い時のブレ方がダイナミックなじゃじゃ馬。
8位「Telstra Speed Test」(121.4Mbps)
https://speedtest.telstra.com/
下り:81.9Mbps
上り:39.5Mbps
合計:121.4Mbps
結果は安定してるけど実値よりもかなり低め。
7位「 CenturyLink Internet Speed Test」(139.2Mbps)
下り:79.7Mbps
上り:59.5Mbps
合計:139.2Mbps
前のTelstraと同傾向。安定してるけど値が低い。
6位「Spectrum Internet Speed Test」(146.5Mbps)
https://www.spectrum.com/internet/speed-test.html
下り:55.1Mbps
上り:91.4Mbps
合計:146.5Mbps
下りが低めな奇行種。
下りの結果は安定しませんが、上りは90Mbpsあたりで安定しています。
5位「FAST」(165Mbps)
下り:93Mbps
上り:72Mbps
合計:165Mbps
結果は安定していますが、上りが低め。
8位、7位のTelstra、CenturyLinkと同タイプ。
4位「speedtest.net」(186.33Mps)
下り:91.74Mbps
上り:94.59Mbps
合計:186.33Mps
結果は安定。値も100Mbps近い近似値。
3位「google インターネット速度テスト」(186.8Mbps)
下り:93.7Mbps
上り:93.1Mbps
合計:186.8Mbps
google検索で「internet speed test」とググると一番上に出てくるイースターエッグ的な機能。計測サーバの所在も東京と近く、安定度は抜群です。
2位「meter.net」(188.26Mbps)
下り:94.27Mbps
上り:93.99Mbps
合計:188.26Mbps
結果は安定しています。
このサービスでは全体順位や世界平均も見ることが出来ます。
因みにこのサービスの世界平均は下り38.4Mbps、上り17.6Mbps。
日本のITインフラは安定していますね。上図の棒グラフでもトップクラスでした。
1位「speedcheck.org」(195.08Mbps)
下り:96.18Mbps
上り:98.9Mbps
合計:195.08Mbps
安定してますが上ブレして100Mbps超えたりすることも多々。
若干ゲタを履かされてる感が無きにしも非ずですが、総合トップとなりました。
top4は計測結果がブレない
今回の計測では以下の順位でした。
- speedcheck.org
- meter.net
- google インターネット速度テスト
- speedtest.net
計測サーバにアクセスする為に太平洋を渡ったり、ルータを何ホップもするとブレが出てきますが、上位4つは殆どブレがありませんでした。
ベスト4の差はほぼほぼ誤差の範囲内で、再度別環境で再計測してみると順位が前後してくるかと思います。
また、順位が低かったサービスも米国では安定していたりするのかも知れませんし、日本に計測サーバを置けば一気に信頼性の有るサービスに変わるかも知れません。
実行する国や時期によって結果は異なりそうですが、今のところ日本で使う分にはこの4つを知っていれば安定した計測が出来ることが分かりました。