目的
ionicやNode.jsアプリが依存するライブラリにライセンス違反が無いか自動的にチェック、GPLやAGPLが入ってしまっていないか直ぐ分かるようにします。
使用するnpmモジュール
bower時代は「bower-license」が同目的で使えるモジュールでしたがnpm一本化の流れになってからは「license-checker」を使っています。
npm install -g license-cheker
ライセンスを表示してみる
サマリで出す
package.jsonがあるプロジェクトルートに入り、以下コマンドで開発時依存を抜いた本番環境に乗るライブラリのサマリを取れます。
$ license-checker --production --summary
├─ MIT: 129
├─ Apache-2.0: 20
├─ ISC: 11
├─ MIT*: 4
├─ BSD: 4
├─ Unlicense: 2
├─ BSD-3-Clause: 2
├─ Apache*: 2
├─ UNKNOWN: 1
├─ LGPL: 1
├─ BSD-3-Clause OR MIT: 1
├─ BSD*: 1
└─ Apache: 1
CSVファイルで出す
1プロダクト毎にライセンス表示が必要な場合に重宝します。
$ license-checker --production --csv --out ./license.csv
$ head ./license.csv
"module name","license","repository"
"@angular/animations@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/common@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/compiler-cli@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/compiler@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/core@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/forms@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/http@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/platform-browser-dynamic@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
"@angular/platform-browser@4.4.4","MIT","https://github.com/angular/angular"
まとめ
ライセンス条項を入れておきさえすれば使って怒られそうなものは見当たりませんでした。次回はJenkinsで自動化し、意にそぐわないライセンスがあれば通知させるようにします。