事象
checkstyleのルールXMLをEclipseで開くと一行目にエラーマーク。
カーソルを合わせた時のメッセージ。
XMLのデータ構造整合性をチェックするDTD(Data Type Definition)がおかしい?
参照ファイルにエラーが含まれています
(http://checkstyle.sourceforge.net/dtds/configuration_1_3.dtd)。
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DTDのURLにブラウザでアクセスすると正しい.dtdファイルが普通に落ちてくるので初見では「?」となります。
原因
EclipseのXMLエディタはDTDを落としに行って、初っ端リクエストで200以外が帰ってきた時はエラーにする仕様の為です。
今回はsourceforge.net → sourceforge.ioへと301リダイレクトが2回応答され、3回目のcheckstyle.orgでようやく200が帰ってきている通信内容でした。
1:http://checkstyle.sourceforge.net/dtds/configuration_1_3.dtd (301 : Move Permanently)
2:https://checkstyle.sourceforge.io/dtds/configuration_1_3.dtd (301)
3:https://checkstyle.org/dtds/configuration_1_3.dtd (200)
対処
最初からDTDのURLを、HTTPステータス200を返してくれるURL、この場合だと3回目のリクエストの「https://checkstyle.org/dtds/configuration_1_3.dtd」にしておくことで解消されます。
まとめ
この事象はEclipse初期から存在しています。
リダイレクトが終わるまで待っててくれてもいいんじゃないですかEclipseさん、とずっと思っていたけど出来るだけ早くリダイレクト先に移行しておいた方がいいですし、ローカルDTDを参照するのも新版に追従出来ていない感があるので割り切るようにしていました。
とは言えメッセージから内容が伝わり難いことは間違いなく、初見で遭遇するとなんでやねん状態になること請け合いです。
301が帰ってきたら「リダイレクトが返却されました。https://~~にDTDのURLを変更してください。」とかメッセージを出すくらいのサービス精神があってもいいんじゃないかなぁ、と思っていますが、XML自体がオワコン風潮ですから改善を期待するよりエラーナレッジを持っておく方が現実的な対処かも。